SYMPHONIA SYMPHONIA
品番:BVCR-11037
価格:\3,059(税込)
  1. Viva America
  2. Burning Beauty
  3. Polaris
  4. 太陽がいっぱい
  5. ノスタルジア
  6. The Voice Of The Footmark
  7. Historia
  8. In Bondage
  9. Healing Song
  10. A View From The Other Side Of The Celestial City

究極のエンタテインメントロック!
 1年半振りに届けられたこのアルバムはまさにそう呼ぶに相応しい仕上がりとなり、閣下の持つ音楽感を改めて伺わせる楽しさや、激しさを感じさせられるアルバムになった。魔暦元年(1999年)東京ベイNKホール3DAYSの歴史的解散ミサをもって17年にも及ぶ活動を終えた聖飢魔IIの主宰・ヴォ-カリストとして活躍、日本のトップヴォーカリストとしてその地位を確立した閣下が、解散後の魔暦2年(2000年)新たな音楽活動としてまずスタートさせたのは、ソロではなく覆面的な側面を持ったプロジェクト「!」(エクスクラメイション)であった。バンド時代のHR/HMからは予想もされなかったサウンドアプローチを試み、あの「スク-デリア・エレクトロ」の吉澤・寺田両氏を共同プロデューサーに迎えてユニットを結成。ハウス系・エレクトロサウンズとの合体と、殆どが英語詞による楽曲で構成されたこのアルバムは、止まらぬ閣下の飽くなき探究心と一つのジャンルにとらわれない音楽的姿勢を大胆に打ち出し、元信者や多くの音楽ファン、さらに業界関係者をも驚かせた。同年暮れから翌年にかけて全国ツアーも行われ、閣下はなんとも驚くべき方法で新たな音楽活動をスタートさせたのである。

進化し続けるデモニックワールド
 そして「!」を経て今年いよいよ解散後初のソロアルバムを発表する、それがここに届けられた「SYMPHONIA」である。元々興味を持っていたと言われるテクノサウンドに前作で確かな手応えを得た閣下、今作では前作のエレクトリックサウンドを全方位的ロックサウンドへ進化させ、さらにエンタテインメント性やメッセージ性を持つ閣下でしか創り上げられない世界を色濃く打ち出すべくアルバム制作に取り掛かったのだ。まずその象徴的な事柄としてこの作品では、その長い音楽活動のなかで初めて作詞・作曲を全曲閣下が務めている事があげられる、そして今回は徹底的に各楽曲の世界観を表現し分ける為、それぞれの楽曲のタイプによって共同プロデューサーとして5名の新たな強力パートナーを迎え、さらにルーマニアのフルオーケストラをも起用し各曲の世界観をストイックに追求し制作されている事である。

DEMON'S ATTITUDE
 このアルバムは満を持して放つソロアーティストとしてエンターテイナーとして閣下が示す姿勢そのものといっても過言ではないだろう。とにかくブッ飛ぶ究極のロックアルバムが完成した!閣下は今世紀も我々を驚かせてくれるのだ!!

デモニックワールドを支える5レンジャー
 まずオープニングを飾る「VIVA AMERICA」昨年9・11の米同時多発テロ事件に象徴されるアメリカと世界情勢をシニカルに閣下独特の視点で歌い上げるこの作品で森岡賢氏(元ソフトバレエ)を起用、プロデューサー/ソロアーティストとして活躍している森岡氏の妖艶でアグレッシヴな個性的サウンド創りが閣下の個性とぶつかり合い、まさにソフトバレエmeatsデーモン小暮閣下とも言うべき見事な作品に仕上げられている。そしてそのままクロスフェードで壮大なSE〜2曲目に繋がる、このあたりは閣下お得意のドラマティックな演出で実に上手くアルバムの雰囲気創りを表現している、そしてハードエッジなギターリフで始まる2曲目「BURNING BEAUTY」ではギタリスト石垣愛氏(元ザ・マッドカプセルマーケッツ)を起用、現在の日本のハードコア・ミクスチャーシーンに大きな影響を与えてきたギタリスト石垣氏と閣下の組み合わせはロックファン必聴の組み合わせと言える。スリリングかつメロディアスにハードなギターと絡む閣下のヴォーカルはやはり「最強」を再認識させられる。3曲目「POLARIS」ではテクノを基調とした独特のファンタジックでポップな作品創り「グルーヴィジョンズ」のキャラクター「Chappie」のプロデュース等で話題を集め、最近もディズニー作品、326(ミツル)のプロデュースで注目されている超個性派新人アーティスト/プロデューサーのpal@pop(パル・アット・ポップ)こと高野健一氏、一転してメランコリックなスパニッシュギターからエネルギッシュなラテンビートで始まるこの曲は、哀愁感たっぷりの閣下の歌声・歌詞とサウンドが見事に重なりそこに絡むストリングスが絶妙に楽曲を盛り上げる、実にハイクオリティなダンスチューンに仕上げられている。実は閣下は今回のアルバムに向けストリングスを効果的に絡める作品を幾つか想定しており、pal@popの手掛ける作品のストリングスアレンジを気に入っていた閣下の要請でpal@popがいつも起用しているルーマニアのオーケストラに依頼し、高野氏が現地に飛びレコーディングされている。4曲目の「太陽がいっぱい」は、80年代的でビリーアイドル&スティーヴ・スティーヴンスを彷彿させる確信犯的なアレンジがドライブ感溢れるハードロックナンバー、この曲は閣下の原曲を基にアレンジを務める石垣氏との共作で、絶妙なコンビネイションを見せ今アルバム中最も艶っぽい作品に仕上がっている。5曲目の「ノスタルジア」では折り重なる独特のギターサウンドで一気に景色を変え、ブリティシュロックの耽美的世界を創り上げている。この曲で起用されているのは英国在住のプロデューサーで、89年より「コクトーツインズ」にギタリスト・エンジニアとして参加しているタテ・ミツヲ氏。昨冬の「!」のツアーにギターで参加してもらい意気投合、近年は日本のアーティストもプロデュースしている。ポストパンク以降のブリティッシュロックに絶大な影響を与えているコクトーツインズ秘伝のギターサウンドを今作で存分に打ち出し、HR/HMとは趣を異にするバンドサウンドが閣下の新たな魅力を引き出している。またこの曲で現「RX」のドラマーで元聖飢魔IIの雷電湯澤氏が参加している。(この他M6・M10でも参加) 元聖飢魔II信者・ファンには嬉しいところだ。そして6曲目「THE VOICE OF THE FOOTMARK」スピード感溢れるプログレシッブロックとも言えるこの曲で起用したのは、ジャズ・フュージョン界で主に活躍しかつて悪魔の姿で聖飢魔IIに参加していたという経歴を持つ技巧派キーボーディスト石黒彰氏、閣下の音楽性を熟知している石黒氏がまさに閣下の王道とも言うべきスタイルを具現化している。そしてもう1名強力にサポートしているのが元聖飢魔IIのギタリスト、ルーク篁氏である、完全無欠のギターソロで雷電湯澤氏同様2年ぶりの競演が実現しこの曲に華を添えている。7曲目の「HISTORIA」ではカオスと化した現代社会を鋭くも儚く歌われた歌詞と、見事なスケール感でアレンジされたストリングスと管楽器、エレクトロビーツをブレンドし閣下の歌の表情までも実にドラマティックに表現されpal@popの真骨頂とも言うべき仕上がりになっている。8曲目の「IN BONDAGE」と9曲目「HELRING SONG」では一転して閣下の遊び心が詞の中や歌にふんだんに盛り込まれている、M8は森岡賢氏がアレンジを手掛け重厚なギターとビートでグイグイと曲を引っ張りコミカルな歌詞と正反対サウンドの面白さが上手い。M9はタテ・ミツヲ氏がアレンジしている。閣下はこのアルバムの制作中どうしても意識が向いてしまったと言うテロ事件〜報復攻撃の作詞への影響をレコーディング後に語っているのだが、実はこの曲は9・11以前にすでに完成していた。無反応と無関心、世の中の閉塞感と人類の煩悩とが渦巻くこの時代に警笛を鳴らすべく閣下がシニカルに書き上げたこの歌詞は、その10日後に起きたあの悲劇で人類に問い掛けられたテーマを、いみじくも予言しているかのような内容で、あの事件以降改めて意味を持つ曲になったのではないだろうか。そして最後の曲「a view from the other side of the CELESTIAL CITY」は今作のハイライトと言うべき大曲である、石黒彰氏と閣下が練り上げたオーケストラアレンジをルーマニアでフルオーケストラ総勢約60名を起用し、ルーマニアはブラショフ市内(ドラキュラ城のある場所として有名)の教会でpal@popが中心となりレコーディングを敢行し、東京でトラックダウンに丸2日間をかけた渾身の作。この曲の原型は94年に聖飢魔IIが出演した舞台、ロックオペラ「ハムレット」の劇中曲として閣下が書き下ろしていた曲で、いつかフルオーケストラでレコーディングをしようと暖めていた作品で今回新たに作詞し直される等リアレンジされている。そして曲中のコーラスも全て閣下が行い、オーケストラアレンジの細部にまで石黒氏と徹底的に煮詰められたこの曲は、まさにアルバムのクライマックスでありこの圧倒的スケール感をしてここまで歌い上げられ、こんなに似合うのは今の日本のヴォーカリストでは閣下をおいて他に無いのではないだろうか。

今回は全曲作詞・作曲をデーモン閣下が手掛け、更に5名のアレンジャー(5レンジャー)との共同プロデュースを行い、最高!最強!の楽曲群が出揃った!!
 聖飢魔II解散後の昨年9月にニュープロジェクト【!】[exclamation]をスクーデリアエレクトロの吉澤瑛師氏、寺田康彦氏と共に立ち上げ、エレクトロビーツ/デジタルサウンドへの大胆なアプローチで新境地を開拓した閣下が、新世紀を迎えさらなる試みを行なうニューアルバムとは?今回は【!】[exclamation]で得たサウンドアプローチを生かし、さらなる展開を図るためにデーモン小暮閣下のソロアルバムとして作品創りに取り掛かった。そして作品創りの新たな強力パートナーとして5名の精鋭達が集結!!見事なコラボレーションでニューアルバムのレコーディング。

「pal@pop」
アート集団「グルービージョンズ」のキャラクター「chappie」のプロデュースで大きな話題を集め、POPでファンタジックなテクノサウンドでその後も数多くのプロデュースを手掛ける注目の新人アーティスト。今回ルーマニアでのオーケストラレコーディングを敢行し、閣下のヴォーカル・楽曲をハイパーかつドラマティックに料理している。

「森岡賢」(exソフトバレエ)
現在はソロアーティスト・プロデューサーとしても活躍している、ソフトバレエ時代から強烈な個性を放ち妖艷でアグレッシブなサウンドがデーモン閣下というこれまた超強烈なヴォーカリストとの個性のぶつかりあいで見事なコラボレーションを見せている。

「タテミツヲ」(コクトーツインズ)
ロンドン在住で、近年は日本のアーティストプロデュースも手掛けている。昨年【!】のツアーにギターリストとして参加、その個性的なギターアプローチとサウンドアレンジで独特の世界を作り出す手法は今回のアルバムでも見事に閣下のヴォーカルと重なり、新たな魅力を引き出している。

「石垣愛」(exザ・マッドカプセルマーケッツ)
ハードコア〜ミクスチャーシーンを確立し、現在も多くのロックバンドに影響を与えている、その石垣氏と閣下の絡みはロックファンの注目度満点でスリリングなギターと疾走感のあるビートの中で閣下のロックヴォーカリストとしての魅力が存分に発揮されている。

「石黒彰」
ジャズ、フュージョン界で広く活躍しており、和田アキラ氏等と共にWINSというバンドのメンバーとしても活動していた。さらに悪魔の姿で聖飢魔IIに参加していた時期もあり閣下の音楽的趣向を知り尽くしており、見事に閣下の音楽世界を具現化している。